ハロウィン布巾とハロウィンになるとかぼちゃ飾ってるけど元々株だったんだと!
ハロウィンに欠かせないのが「ジャック・オー・ランタン」。かぼちゃをくり抜き、なかに火を灯してランプのように使います。
いまでこそジャック・オー・ランタンと言えばかぼちゃですが、もともと古代ケルトで使われていたのは「カブ」でした。
ジャック・オー・ランタンには、少し不気味な伝承があります。
かつて、ジャックという名のたちの悪い男が、ハロウィンの夜に酒を飲んで酔っ払ってしまい、地獄から出てきた悪魔とはち合わせます。悪魔はジャックの魂を奪おうとしますが、ジャックは口八丁手八丁で悪魔を騙し、逆に「今後ジャックの魂は取らない」と約束させるのでした。
そうしてジャックは寿命を迎え、この世を去るときが来ます。しかし生前の行いが悪いジャックは天国には行けません。そのため地獄へ向かったところ、例の悪魔が現れます。「ジャックの魂は取らない」と約束させられた悪魔は、地獄にジャックを迎えることができません。
結局、どこへも行けなくなってしまったジャックは、悪魔に分けてもらった地獄の火を、萎びたカブをくり抜いたものに灯しました。
これが、ジャック・オー・ランタンの起源とされています。
ではなぜ「かぼちゃ」になったかと言えば、ハロウィンがアメリカに伝わった際、移住していたアイルランド人が生産の多かったかぼちゃを代用したという、単純な理由だったそうです。