心に残ったのは、みどりば姉についてのことだった。裕二に話そうかと迷ったが、もう過ぎ去ったことだと思い、モヤモヤした気持ちを抱えたままにしておくことにした。明日は仕事があるし、仕事に集中しようと決めた。
そして、翌日、裕二は先に仕事場に到着していた。みどりが挨拶をすると、裕二は気になる様子で尋ねた。「どうしたんですか?」
みどりは少し躊躇いながら、姉について話し始めた。「この前、姉が急に『この人と結婚して幸せになるために絶縁する』って言ってたんです。裕二さんって、凄くメリハリがあって素晴らしいですね。」