1)前日までに、炒った福豆を枡に入れ神棚に供えておく。神棚がない場合は、白い紙の上に福豆をのせ、目線の高いところに供えておけば問題ない。
2)節分当日、鬼は深夜(丑寅の刻)にやってくるといわれているので、豆まきは夜に行うのがベスト。午後8時~10時くらいの間が適している。福豆を入れた枡は左手に、胸のあたりで持って、下手投げのように右手でまくのが正式だとか。
まず、玄関、窓、戸口などを開け放ち、奥の部屋から順番に、外に鬼を追い出すように「鬼は外!」と声をかけながら豆をまく。まき終わったら、鬼を締め出し、福を逃さないようにするために、すぐに戸締りすることをお忘れなく。
3)今度は「福は内!」と部屋の中に向かって、豆をまく。玄関は最後に。口上、順番、方角などは地方によって異なるため、後述をご参考に。
4)豆まきが終わったら、1年の厄除けを願い、自分の年齢よりも1個多く豆を食べる。この豆は「年取り豆」といい、家族全員で食べたいもの。豆が苦手な人や、数が多くなってしまう人は、代わりに「福茶」を飲むといい。これは福豆を吉数の3粒入れ、さらに縁起を担ぎの昆布や塩昆布、梅干しなどを入れたお茶のこと。ポットの熱湯を注ぐだけで、簡単に作れるのでオススメだ。
これで豆まきは終了。新しい1年がよりよい年になること間違いなしだろう。